困りごと
・(職場でMicrosoft Officeを使っている前提で話をします)
・決められた時間に終わらなかったり、周囲からもっと急いでといわれることがある
・単純だけど量が多い作業だから効率化したいけどやっていいのかが分からない
じぶんの対策
そんな困りごとに対して有効な手としてたまに挙げられるのが「マクロ」というものです。簡単に言うとその業務ファイルに紐づけられたプログラム、といったものなのですが、コンピュータウイルスにも悪用されることもあって簡単には手を出しづらいのも事実。
そこで、前職がMicrosoft系の開発会社プログラマーだった私が、どういう場面で使いやすいのかを解説していきたいと思います。(ここではMicrosoft Officeで使用できるVBA:Visual Basic for Applicationを想定しています)
配慮・調整
(以下、あくまで「私の主観」の話なので、参考程度にしてください)
1.おすすめは「日々の定型メール送信」
個人的にはこれこそ「マクロの使いどころ」と考えています。なぜかというと、「職場のネットワークにマクロファイルを置かなくても、自分のPC内に作ってしまえば気兼ねなく実行できる」から。ネットワークを汚さないというのは非常に強力です。
具体的な活用法ですが…本当に何でもできます。メールの件名や本文に、その日の日付や、それに関連する日付(「今週の金曜日」など)の値をセットすることもできますし、署名も複数用意している場合はそのメールごとに切り替えることだって可能です。その気になれば本文の作成だってできる。まあメールについてはテンプレートファイルを作ってしまった方が速いのも事実ですが…(Outlook:Officeのメールソフトではテンプレートファイルというものを作ることも可能です)
送信の実行もマクロを使えばできるのですが、そこまでやってしまうと文面のチェックができないので、そこまではやらないでおくのがいいでしょう。
2.社内ネットワーク上で共有しているファイルにはおすすめはしない
マクロがプログラムの1種であることを考えると、もしかしたらネットワークをめちゃくちゃにしかねないマクロファイルの存在はあまり好ましくないのも事実。なので原則としてマクロは自分のPCの中でのみ活用するのですが、例外として「社内ネットワーク上にあるファイルを読み込まないといけない」という場合は「使ってもいいかもしれない」ケースです。まあそれも自分のデスクトップとかにダウンロードしてからやればいいんじゃないの、というのはあります…
3.ショートカットキーの再設定は「絶対にやるな」
マクロが嫌われるもう一つの理由がこれ。なんと初期状態で用意されているショートカットキーの設定に、あとから自分好みのものを上書きできてしまうんです。まあやってもいいんですが、「やった結果非常に強く怒られてしまう」のは避けられません。普段私も「やらない方がいい」で済ませてしまうのですが、これに関してはあえて「やるな」と制止しておきます。
4.マクロ付きのファイルは他人に送信するな
解説も不要ですね。
以上、マクロも正しく活用してよき効率化を!
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