みゃーお
相手も"会話が苦手"だと話がまとまらない
困りごと
言葉足らずや抜け漏れなどの多重事故…

 私自身、会話の流れを乱してしまう要素をいくつか持っているので、それらに気を配りながら話すようにしています。それなのに、その話し相手も障害特性で会話に関する弱みを持っているとなると、ハラハラさせられます。

 私は現在就労移行支援を受けており、訓練生同士での話し合いの中や訓練業務でまとめ役をする場面が多いです。そのような中で、例えば、意見を求めると、いつだって「分かりません」としか答えない方/専門的な趣味に寄っていって語り続ける方/口をはさみまくる方/業務の手順などを分かりやすく説明しても、よく分からないところで疑問を抱かれ、なかなか納得できない方/何度同じような案内をしても、一向に対応されない方… 十人十色、挙げだしたらキリがありません。
 このような方たちと話していると、シンプルな話題・質問だと思っていた話でも、あらぬ方向に向かって言ってまとまらない。なんてことが、しばしばあります。
じぶんの対策
 生活訓練や就労移行支援は、そういう事の改善を目指して訓練する場所ですから、各々の特性を理解して、割り切って対応しています。ミス・トラブルをどのように乗り越えるかも訓練の一環ですし。どうしてもイライラしたり気にかかることがあれば、講師やスタッフの皆さんに相談することもできます。
 障がい者枠で就職したとしても、そういった仲間と働くということを承知しているから、どういった人がいるのかを知ることで、気遣って交流し、協力して業務に取組むことができるようになるとおもいます。むしろ、面談や実習を乗り越えて採用されている皆さんの元なら、私の心配しているこのトラブルは、いくらか起きにくいと思いたい…
 とはいえ、障害特性の有無にかかわらず、お互いが混乱してしまうという場面は、ゼロではないでしょうから、そういった時は、どなたか冷静に判断できる者に相談することも、意識しています。
 
配慮・調整
就労移行では、訓練生同士で電話対応や面接を練習をする講座もあります。社会人らしい掛け合いを学ぶ良い機会なのですが、これに取り組んだ結果、様々な不安も見つかりました。

 例えば、電話対応ロールプレイの講座ですと、電話を掛けたとき・切る時の挨拶の流れや、どのような質問をするのか/されるのかが予め書いてあるシートが配られるので、それを参考にして、企業の者や客になり切って掛け合いをします。言葉遣いを意識する経験も積めますし、設定に明記されておらずすぐに対応できない質問があった際は折り返し連絡をするような掛け合いを始めるといったアドリブ力なども磨けます。
 ただ、この訓練が苦手な方も一定数いらっしゃいます。
「説明を聞いたり読んだりができておらず、何をすればいいか理解できない」
「話が始まらない、返答していただけない」
「情報の整理が必要な場面で諦められてしまう」
「気にしないで良いことに引っかかってしまう」
 このような事が起きた時、ロールプレイが止まってしまうというのが実情です。そのような状況にななった際は、スタッフさんがその方のそばに来て「ここを読むんですよ」「このように対応してみましょうか」とフォローして頂くことで続行するのですが、当人がそこから学びを得るのも苦手ですと、次回以降もこのようなモタモタを繰り返してしまうのです。
 ロールプレイが行き詰ってしまっているのですから、相手としても、将来のための練習どころではありません。このケースは、訓練の場で、対面のロールプレイだから、中断して「大丈夫ですか」と声をかけたり、スタッフさんにフォローを入れてもらうことができている。まだ安心できる状況です。
 本音を言うと、こういった時は(この方とはあまりロールプレイをしたくないな。でも、私がこの方と組むのを断るだけでは、代わりの方が同じような思いをするだけだし…)と感じています、さすがに、ワガママや悪口の要素が強く感じられ、スタッフへの相談は出来ませんでした。
 このような経験をしたため、街中で不意に誰かとやり取りが発生する場面や、将来、就職して社外の方と話し合う場面で、このように収拾がつかなくなって、だれにも助けを求められずにひどい損害が発生するかも知れない、ということが心配になってしまいました。
配慮があった期間
就労移行支援・自立訓練(生活訓練) 配慮があった期間:就労移行支援・自立訓練(生活訓練)
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2024/07/30 11:39