(元ママチャリ)サイクリストの不思議さん
「分かった気になる現象」は仕方なくもある
困りごと
・何を学んでも分かった気になることが多くてへこんでしまいがち
じぶんの対策
えー、少し前に世間をにぎわせたこのお方、プロスケーターのエフゲニー・プルシェンコさんですが、実は彼のこの発言はそこまであてずっぽうでもなかったりします。
一つの事に対して専門的な知識を持っている人が「そんな、私なんて大したことないですよ~」なんて言って謙遜している一方でちょっとかじった程度の人が「完全に理解した」と言っているのを目にしたことがある方もいると思います。この現象、なんと名前がついております。その名も「ダニング=クルーガー効果」。発見者の二人の方の名前を取っています。(リンクに詳しい説明があります)
配慮・調整
正直、これについては配慮を受けたところで完全に防ぐことはできません。理由は単純明快で、専門的な知識を得る前までは、能力が順当に上がっていくにつれて自信をつけるというのは至極当然なことだからです。また、自分が学習していたものについての根本的かつどうしようもない課題点に直面するまでは時間がかかります。このタイミングで一気に自信を無くしてしまうため、そこからさらに知識を蓄えていったとしても自分に自信がないため自信の上がり方も鈍くなり、いいとこ「チョットデキル」としか言えなくなってしまうのです。

ここまでだと「じゃあ開き直るしかないの?」と思うかもしれませんが、少なくとも今回の話を理解することで「井の中の蛙」になることは防げるんじゃないかなと思います。

今回のダニング=クルーガー効果、実は東アジアの人たちにはそこまで当てはまらないようで、「自身の能力を過小評価しそれに基づいて自分自身を改善し、さらに他者との交流を深める機会としてポジティブに捉える傾向がある」からなんだそうです。井の中の蛙大海を知らず。いつまでも意識しておきたいですね。
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